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当ショップのオリジナル絵本は読み聞かせのとして、勿論自分自身やお子様へのちょっとした贈り物として大好評をいただいています!

ステキなご縁に感謝!

贈った方の、贈られた方の笑顔が見たいから、1冊1冊心を込めてお作りします。

クリスマスの願いごと(大人向け)

モモちゃん
クリスマスの願いごと

あなたにおくる おはなしのほん


ますやま あつし作
CABジャパン編集
ヴァレリー・ウェブ画

山田  桃子さま

メリークリスマス!
これは あなたのために特別に作られた本です。


今年も一緒に過ごしてくれてありがとう
来年も素敵な年になりますように

20151225

達也より

「今年のクリスマスプレゼントはどうしよう?」
20歳のモモちゃんはため息をつきました。
世の中はクリスマスムード一色。
街はうきたつような空気に包まれています。
でもモモちゃんの目下の悩みは、
のあ や みづき や りこへの
クリスマスプレゼントが
きまらないことなのです。
部屋に飾られたクリスマスツリーを眺めながら、
モモちゃん20回目のため息をつきました。

幼い頃、クリスマスの朝には、
プレゼントがいつも枕元に置かれていました。
でもモモちゃんは、もう自分でプレぜントを
探しにいかなければならないのです。
『電話一本、30分でお届け』してくれる、
ピザ屋みたいなサンタクロースはいないかなあ。
プレゼントのことを考えすぎて、
モモちゃんの頭はオーバーヒート気味!
そのときでした。
郵便受けがコトリ、と小さな音をたてたのは。

郵便受けをのぞくと、見慣れない模様をあしらった、
一通の手紙が入っていました。
そこには消印も、京都府京都市
モモちゃんの住所もありません。
ただ、『山田  桃子様』という文字があるだけです。
封を切ったモモちゃんは驚きました。
そこには、こんな文章があったのです。

山田  桃子
わしはサンタクロース。
クリスマスももうすぐじゃが、いかがお過ごしかな。

サンタクロース??
モモちゃんの頭はいっきに真っ白になりました。

サンタクロースの国は今、
クリスマスプレゼントの準備で大忙しじゃ。
なにしろ、世界中へプレゼントを運ぶんじゃからな。
モモちゃんはどんなプレゼントをお望みかな。
サンタクロースの国、特製クッキーはどうじゃ。
もみの樹の形をしていて、
それはそれはおいしいクッキーじゃよ。

c11.jpg

モモちゃんはやっぱりそうかと思いました。
これは最近、近所にできたケーキ屋の、
ダイレクトメールに違いありません。
でも手紙の文章はまだまだ続きます。

プレゼントの用意ができると、
こんどはトナカイたちの準備をしなきゃならん。
金の鈴が付いたひもを、一頭一頭つけていくんじゃ。
これがあの有名な
「ジングルベル」という曲になるんじゃよ。

c14.jpg

モモちゃんは、信じられない、と思いました。
サンタクロースなんて架空の人物で
そんな話はとっくに卒業したはずなのに・・・
でも手紙には・・・

サンタクロースなんているもんか、
と、思っておるのじゃろう。
サンタクロースを見たかったら、
クリスマスイブにサンタクロースの国にくるとよい。
世界中の国々に飛び立つサンタクロースのそりを、
一般公開しておる。

モモちゃんは、またわからなくなりました。
どうやらこれはケーキ屋どころではなさそうです。
もしかするとフライドチキンの店かもしれない!?
モモちゃんの脳裏に、小太りで、
めがねをかけ、いつもニコニコして街角に立っている、
とあるおじいさんの姿がうかびました。

わしはみんなの視線を浴びながらそりに乗り込む。
まるでスターになったきぶんじゃ。あたりは大騒ぎさ。
みんなの寝顔を見るのもいいが、
幸せそうな笑顔を見るのは、
もっと良いもんじゃよ。

c18.jpg

モモちゃんはちょっとばかり想像してみました。
もし自分がサンタクロースの国に行けたら!
なんてわくわくする光景なのでしょう。
そうかこれは旅行会社のパンフレットなんだ!?
「冬休みはスキーをかねてサンタクロースの国へ!!」
こんなキャッチコピーがうかびました。

みんなわしに手をふってくれておる。
いよいよ出発じゃ。忘れ物はないかな?

それからわしは、トナカイたちに、
「さあ、行こう!」と声をかける。
するとそりはあっというまに空の上。
空気は冷たいが、とてもよい気持ちじゃ。
いちど乗せてやりたいくらいじゃよ。

この手紙は航空会社のパンフレットかもしれない!?
モモちゃんは考えました。
北欧の空を遊覧飛行する会社なのです。
でも、モモちゃんは高いところはちょっと苦手です。

めざす家に到着すると、さあ仕事じゃ。
エントツから、といいたいところじゃが、
近頃はエントツのない家が多いから大変じゃ。
なんとか家に入りプレゼントを置いたら、
すぐ次の子の家にいかなきゃならん。
プレゼントのリストは、
子供たちの名前でいっぱいじゃ。

こんどは警備会社のパンフレットかな?
モモちゃんは思いました。
『サンタクロースも入れない防犯装置』じゃ、
サンタクロースがかわいそうです。

目のまわるような夜を過して、
クリスマスの朝に帰ってくるころは、
もうへとへとじゃが気分はそう快じゃ。
この一夜のために、1年を過ごしておるからな。
わしは妻に子供たちの様子を話してやる。
あの子は今年もいい子にしておったよ、
というと、妻はとても嬉そうじゃ。
そうそう、わしはモモちゃんの、子供のときの
寝顔を見たこともあるんじゃよ。

結婚案内のパンフレットだったのか、
モモちゃんは思いました。
でもサンタクロースにもおくさんがいるなんて!

クリスマスの前には、
たくさんのおもちゃを作る仕事がわしを待っておる。
家では、一日中にぎやかな音がしているが、
それはおもちゃを作る音なんじゃ。

こんどは隣町にできた大きなおもちゃやさんかな?
モモちゃんは考えました。
そして子供のころ、目が覚めると、
きまって枕元に置かれていた
プレゼントのことを思いうかべました。
昨夜までなかったおもちゃが、朝そこにあるのは、
とても不思議で、魔法のようでした。

モモちゃん
おまえさんはもうおもちゃで遊ぶ子供ではないが、
今回のクリスマスには、
特別にプレゼントをあげることにしょう。
はてさて、何だと思うかね?
この手紙を最後まで読んでくれればわかるが、
それはまだ秘密じゃ。

そろそろたくさんのプレゼントが、
きれいに包まれて、いろんな国に旅立つところじゃ。
サンタクロースのプレゼントというもんは
ただおもちゃを包んでいるだけではないぞ。
その中には、
夢だの、希望だの、感謝だの、愛情だのといった
気持ちがいっぱいつまっとる。
子供たちは、プレゼントをあけたとき、
その気持ちも一緒に受取ることになるんじゃ。
もちろん、モモちゃん
のあ や みづき や りこへの
プレゼントにも入っておるとも。

そろそろたくさんのプレゼントが、
きれいに包まれて、いろんな国に旅立つところじゃ。
サンタクロースのプレゼントというもんは
ただおもちゃを包んでいるだけではないぞ。
その中には、
夢だの、希望だの、感謝だの、愛情だのといった
気持ちがいっぱいつまっとる。
子供たちは、プレゼントをあけたとき、
その気持ちも一緒に受取ることになるんじゃ。
もちろん、モモちゃん
のあ や みづき や りこへの
プレゼントにも入っておるとも。

わしは空をひとっ飛び。
ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、そして
京都府京都市にもプレゼントを届にいくぞ。
プレゼントを待っとる子供たちは世界中におるからな。
そうじゃ、忘れておった。
わしがこんな手紙を書いたのは、理由がある。
プレゼントが無事おまえさんへ届くには、
ひとつ条件があるからなんじゃ。
それはクリスマスの朝に、ひと言こういえばよい。
つけくわえるなら、できるだけ明るく、楽しくやってくれ。

モモちゃんは、いそいで最後の紙をめくりました。
そこには・・・

「メリークリスマス!」

モモちゃんは、
のあ や みづき や りこへの
プレゼントを選びにコートをはおると、
楽しそうに出かけて行きました。
ポケットには、
サンタクロースからの手紙が入っています・・・


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